厚生労働省が6日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報値、従業員5人以上)によると、基本給や残業代を合わせた1人当たりの現金給与総額(名目賃金)は前年同月比0.9%減の26万9503円だった。残業代に当たる所定外給与は12.0%減で、13カ月連続のマイナス。新型コロナウイルスの影響で大幅減が続くが、5月をピークに幅は縮小している。

 所定外給与の減少幅が最も大きいのは理美容など「生活関連サービス」で36.6%減。飲食サービス業が34.9%減、製造業が20.2%減、卸売業・小売業が14.9%減と続いた。

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