2020.11.08 Sun posted at 18:12 JST

(CNN) 米ミズーリ州の公衆衛生当局は8日までに、新型コロナウイルスの陽性反応の判明後も今月3日の米大統領選の投開票日に地方の投票所で働き続けていた選挙管理の責任者が死亡したと報告した。
同州セントチャールズ郡の公衆衛生当局は報道発表文で死因には触れなかったが、新型コロナの陽性反応は先月30日わかっていたとした。死亡の日時には言及しなかった。
この責任者は14日間の自主隔離が指示されていたが従わず、3日の勤務に就いていたという。
保健衛生当局は陽性反応が判明する前の責任者の立ち寄り先などを把握するため家族や投票所の同僚らと接触。投票所では他に9人が働いていたとされ、新型コロナの検査を要請している。
責任者の地位にあったため投票のため訪れた有権者とは密接に接触していなかったとみられる。この投票所は3日、1800人を超える有権者が利用していた。
同郡の選挙管理担当責任者は投開票作業を処理するスタッフ全員にはマスクなどの着用が義務づけられ、職場では訪れる有権者の間にアクリル製の仕切り板も設置されたと説明。これらの防疫策は投開票日には終日続けられたとした。

https://www.cnn.co.jp/usa/35162115.html