新型コロナウイルスの感染が急拡大していることを受けて、宮城県は9日、県民へ注意を呼びかける「緊急警報」を発令した。
村井嘉浩知事は「新規感染者が大幅に増加している」と危機感をあらわにした。

県内では9月以降、クラスター(感染者集団)が計16件発生している。
高齢者施設やカラオケなどで感染が相次ぎ、入院者の7割を60代以上が占める。

これまでの死者5人のうち、3人は11月に亡くなった。現在も5人が重症で、新規感染だけでなく、重症や死亡例も増加傾向にある。

村井知事は同日の定例記者会見で「北海道は独自に営業自粛を求めている。これ以上の感染は防がなければならない」と訴えた。

飲食店でマスクを着用しないまま会話を長時間することを避け、カラオケでは飛沫が飛ばないよう工夫することなどを県民に求めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65997250Z01C20A1L01000/