ネトウヨのみなさん
そろそろ現実を見つめましょう


トランプ陣営と共和党は連邦最高裁に対し、ペンシルベニア州で11月3日の投票日より後に到着した郵便票を除外する司法判断を求めているが、同州のシャピロ司法長官の報道官によれば、67郡のうち4郡を除いた報告では、こうした票は7800にすぎないという。
民主党候補のバイデン前副大統領のペンシルベニア州でのリードは9日午前の段階で4万5000票余り。これには問題となっている遅れて到着した票は含まれない。
バージニア大学のデボラ・ヘルマン教授(法学)は、「これらの票がペンシルベニア州での選挙結果に変化をもたらすことがないのであれば、トランプ氏は提訴することができない」と指摘した。

ミシガン州
同州の裁判所は、監視に関する手順が守られなかった証拠が不十分だとして、この訴えを却下した。

ウィスコンシン州
トランプ陣営は、ウィスコンシン州で投開票日に「異常事態が見られたことに基づき」、再集計を求めるとしている。ただ、再集計は訴訟を起こす必要はない。

ネヴァダ州
ネヴァダ州の共和党はツイッターで、「ネヴァダ州から転出した後に不法に投票したとみられる何千人もの個人が特定されている」と発表した。
トランプ氏の法律チームは、州外に転居したのに同州で投票したとする人々のリストを作成した。
しかし、米政治情報サイトのポリティファクトが指摘しているように、このリストは不法行為の証拠にはならない。

投票日までの30日間に州外に引っ越した人は、ネヴァダ州で投票することができる。同州出身で他州の学校に通っている学生も同様だ。
注目が集まっているのはクラーク郡の投票者だが、同郡の登録担当者は、「1票たりとも不適切な投票が集計されているとは認識していない」と述べた。
これとは別に連邦裁判所は、署名確認装置の使用をやめるよう求めた共和党の訴えを却下した。共和党は、装置が正しく署名をチェックできていないと主張していた。

ジョージア州
ジョージア州チャタム郡では、票の処理に問題があるとして、開票作業を停止するよう求める訴訟が提起された。
同州共和党トップのデイヴィッド・シェイファー氏はツイッターで、女性が「未集計の不在者投票の山に50票を加え入れた」のを、同党の監視者らが見たとした。
同州の裁判所は5日、不適切な票の交ぜ合わせの「証拠は全くない」として、この訴えを却下した。

アリゾナ州
トランプ陣営は7日、一部の正当な票が除外されたとして、アリゾナ州で訴訟を起こした。
訴えでは、何人かの選挙監視者と2人の投票者が、投票機に問題があったと申告していることに基づいている。
訴訟は現在、審査されているが、同州の州務長官は「わらをもつかむ」ものだと述べた。