リニア中央新幹線のトンネル工事の差し止めを求めて、大井川流域の住民たちがJR東海に対し裁判を起こしたことについて、川勝知事は理解を示し「一歩も引くな」と発言しました。

<川勝平太知事>「訴訟に踏み切らざるを得なかったのではないか。しっかり頑張ってほしい、一歩も引くな。ご自身だけなく子々孫々に影響を与える重要な問題について問題提起をされていることですから」
 川勝知事は11月10日の記者会見で、住民たちがJR東海を相手取って裁判を起こしたのは「当然のこと」だと語りました。大井川の流域に住む住民ら107人は10月30日、リニア中央新幹線の県内の区間10.7kmの工事の差し止めを求めて静岡地裁に提訴しました。原告側はトンネル工事によって大井川の水の量が減り、農業や生活に影響が出るほか、南アルプスの貴重な自然が失われるなどと懸念しています。川勝知事は司法の判断を仰がざるを得なくなった原因は、「JR東海の資料が不足している」ことなどにあると批判しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8f1d113e1bbe406b643054d989a867e969b494d
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