福井県新幹線開業課は6日、小学校6年生児童38人が考案した新名物「サバまん」を発表した。

古代から皇室や朝廷に鯖などの新鮮な海産物を運び、都の食を支えてきた物流ルート 「鯖街道」の起点である福井県小浜市の同市立今富(いまとみ)小学校6年生児童38人が地域の新名物にと考案した「サバまん」が11月7日、発売されますのでお知らせいたします。児童たちが地元への愛も詰め込みながら、新型コロナウイルス禍を乗り越え約2年間かけて商品化しました。地元8施設のほか、東京・銀座の福井県料理専門店で販売されます。

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サバまん3ケ入り(冷凍)

「サバまん」は、児童たちが小浜市に古くから根付く「鯖」の食文化を伝え、ふるさと小浜市に「来たい!」「住みたい!」「戻りたい!」と思ってもらえる商品づくりを目指して、昨年度から開発を進めてきました。

児童38名全員が、地元に伝承される鯖料理をすべて味わったうえで、一人ひとりが新メニューを考案。その後、地元のレストラン「Kitchen Boo」野慈光社長のアドバイスも得て、子どもでもレンジで温めるだけで簡単に食べられる「サバまん」の商品化を決めました。小浜市も「ふるさと小浜MIRAI事業」を通して、支援してきました。

「サバまん」は、鯖のほか、玉ねぎなどの地場産野菜と生姜醤油をベースにした特製餡を絡め、子どもから大人まで幅広い年齢層の方に食べやすい味付けに仕上がっています。昨年秋の地元のお祭りで試食いただいた約200名の方からの評価は上々。98%の方から最高ランクのA評価を獲得しました。

児童たちは、本来であれば、関西地方への修学旅行先で地元小浜市の観光PRや販売体験をする予定でした。しかし、新型コロナウイルスの影響で修学旅行先は福井県内に変更され、一時は商品発表の場所さえ確保できない状況となりましたが、(公社)福井県観光連盟の協力を得て、11月5日(木)、福井県内への修学旅行の行程の中で発表することができました。

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今富小児童による発表会



11月7日(土)からは、東京・銀座の福井県料理専門店「福井乃喜心(ふくいのきしん)鯖街道」のほか、地元8店舗で販売を開始します。価格は3ケ入り冷凍パックで640円(税抜)となります。

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