>>512 >>521
MRJは、「アメリカの型式証明」を取れなかったんであって、
それも重要なノウハウっちゃノウハウだけど、戦闘機の安全性とは関係ない。

例えば、「安全に脱出できること」という項目があったとして、
この経路を通れば安全に脱出できる、と答えたとするわな?
それに対して、
「右と左で通路の幅が何センチ違うが、安全性に差は無いのか?」
「差は無いと言うなら、実証データがあるのか?」
「そのデータを取った実験で、なぜ安全と言えるのか?」
みたいに、後出しジャンケンみたいに延々と、禅問答みたいなデータ提出を繰り返すんや。

「部品は設計どおりに作られていること」という項目があったとして、
日本なら、製造元も発注元も検品してるから大丈夫、とでも答えるだろうが、
それに対して、
「その検査でなぜ設計どおりに作られていると言えるのか?」
「検査した機械が正しいとなぜ言えるのか?」
「全ての検査したときの証跡は全て残っているのか?」
てなことを延々やられて、検査機械を作りなおして、部品ひとつひとつ証跡を取り直し、
とかやらされてるわけや。

どうすればOKがもらえるのかは、当然、書かれてないわけや。
手探りで試しては、ダメ出しされて、
というのを、10年も繰り返してたんやで。

戦闘機とは、何の関係もない、規制をクリアするためのノウハウの問題や。