RCEPは関税の引き下げが趣旨で
それ自体は貿易立国である日本にとって総じて良い話だ。
実際、東南アジアは急成長が見込まれエリアであり、
ここと関係を強化しない選択肢はありえない。

懸案の中国と韓国だが本当は抜けて欲しいのが本音。
でも日本側が抜けてしまうと東南アジアを彼らの
好き放題にされかねない。

今回の措置は呉越同舟の感があるが、日本としては
中韓とは距離を置いて、その他の東南アジア、オセアニアと
緊密にしていけば良いだろう。
要は運用次第、15カ国加盟したが2カ国とは疎遠にすれば良い話。
まあ中韓と付き合いたい人は自己責任でどうぞということ。
EUでも仲の悪い国同士がいっぱいある。やはり国が多くなると
嫌な国が入ってしまうケースがどうしても出てくる。
今回はデメリット(2国)よりメリット(12国)を取ったと思う。

日本のことだからとっくにアメリカへは根回し済みで
RCEPについては中韓への見張り役もあるだろう。
当然オーストラリア、ニュージーランドも同様。
それと、これを契機に東南アジアの国を
TPPへ引き込みやすくなる。東南アジアの国に
自由貿易に慣れてもらい随時TPPへ移行してもらう。
何より米等の特定農産物が例外なのが大きい。