グローバル競争では国家間競争に勝つ為にどこの国も国家資本主義を取らざるを得ない。
国家資本主義を取った国は経済や雇用維持効果の高い大企業を優遇する。
しかし大企業を優遇すると派遣社員に見られるように労働者が使い捨てになり、
下請法や独占禁止法もほとんどないに等しい状況になり
中小企業や労働者に恩恵が渡らずトリクルダウンが実現出来ず
国内で金が循環しなくなるから経済的低成長が続く。

そうなる事で国民の不満が高まり極右や極左が同時に出現し
ナショナリズムの高まりと共産主義思想が高まりが同時に起こり
政治的な不安定化を招く事になる。

こう見ると社会の安定化にはトリクルダウンの実現が絶対に必要だろう。
そしてトリクルダウンの実現の為には大資本の規制が必要であり
大資本の規制の為には世界各国が国家資本主義を辞めるような協定を作らないといけない。
国家資本主義を世界各国に辞めさせグローバル競争の為に過度に
大資本を優遇させないようにする事で
世界各国をトリクルダウンが起こる経済システムに転換させないといけない。

この協定の結果、大資本以外の世界中の人類が恩恵を受けるのだから
すべての人々から祝福されるだろうし誰も反対しないはずだ。