海星高(カイセイコウ)が自殺(ジサツ)を「突然死(トツゼンシ)」に偽装(ギソウ)
長崎県(ナガサキケン)も追認(ツイニン)、国指針違反(クニシシンイハン)の疑(ウタガ)い
2020/11/17 16:58 (JST)
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 2017年(ネン)4月(ガツ)、長崎市(ナガサキシ)の私立海星高(シリツカイセイコウ)2年(ネン)の男子生徒(ダンシセイト)=当時
(トウジ)(16)=がいじめを苦(ク)に自殺(ジサツ)したとされる問題(モンダイ)で、学校側(ガッコウガワ)が遺族(イゾク)に「突
然死(トツゼンシ)ということにしないか」と提案(テイアン)した上(ウエ)、私立校(シリツコウ)を監督(カントク)する長崎県学事振興
課(ナガサキケンガクジシンコウカ)も「突然死(トツゼンシ)までは許(ユル)せる」と追認(ツイニン)していたことが17日(ニチ)、遺
族側(イゾクガワ)への取材(シュザイ)で分(ワ)かった。国(クニ)のガイドラインは自殺(ジサツ)の偽装(ギソウ)を認(ミト)めてお
らず違反(イハン)する疑(ウタガ)いがある。

 学校設置(ガッコウセッチ)の第三者委員会(ダイサンシャイインカイ)が翌(ヨク)18年(ネン)11月(ガツ)19日(ニチ)に「いじ
めが自死(ジシ)の主(シュ)たる要因(ヨウイン)」とする報告書(ホウコクショ)をまとめたが、学校側(ガッコウガワ)が受(ウ)け入(
イ)れないまま2年(ネン)が近(チカ)づく。学校側(ガッコウガワ)は今月(コンゲツ)12日(ニチ)を期限(キゲン)とした共同通信(
キョウドウツウシン)の質問状(シツモンジョウ)に回答(カイトウ)せず、遺族(イゾク)は事態進展(ジタイシンテン)を切望(セツボウ)
している。