https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201118/k10012718311000.html

18日朝、石川県加賀市の住宅地で犬の散歩をしていた60代の男性がクマに襲われて腕や顔などにけがをしました。
男性を襲ったクマは見つかっていないということで、警察などが警戒を呼びかけています。

加賀市や警察によりますと、18日午前6時すぎ、加賀市動橋町で、住民の60代の男性がクマに襲われたと家族から通報がありました。

男性は犬の散歩中にクマに襲われ、自宅に自力で戻った後、病院に搬送されたということです。

消防によりますと、男性は腕や顔などにけがをしましたが、命に別状はないということです。

現場は住宅地を流れる川沿いの土手で、加賀市の職員や警察官などが警戒に当たり、ドローンを使った捜索活動も行われましたが、
男性を襲ったクマは見つかっていないということです。

現場近くにある福祉施設の女性職員は「施設に誰もいない時間帯でよかったです。最近、加賀市内でクマが出たという話をよく聞きますが、
まさかこんな場所に現れるとは思いませんでした」と話していました。

また、現場近くに住む男性は「近所にクマが出て驚いています。クマを引き寄せる柿の木は切りましたが、
夜間は出歩かないようにするなど注意しようと思います」と話していました。

石川県内でことし、クマに襲われてけがをした人はこれで15人目で、石川県は引き続きクマの
「出没警戒情報」を出して警戒を呼びかけています。