去年、札幌で2歳の女の子が衰弱死した事件の裁判で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親に懲役9年の判決が言い渡されました。

 判決が言い渡された時、池田被告は顔を上げ、裁判長を見つめていましたが、その後、判決の内容をうつむいて聞いていました。
 札幌の池田莉菜被告は、娘の詩梨ちゃんに対する保護責任者遺棄致死の罪に問われていました。検察は、死因について「低栄養による衰弱死」と指摘し、懲役14年を求刑。弁護側は、死因は衰弱死ではなく窒息死だと主張し、無罪を訴えていました。
 判決で札幌地裁は「詩梨ちゃんが著しく低栄養状態だったことに誤りはない」「継続的な低栄養状態が体に相当な負荷をかけた」と判断。死因を衰弱死と認定し、懲役9年を言い渡しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7fdddde4a2b049defe672c6af79349069b37b9
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20201120-00000010-hbcv-000-1-thumb.jpg