パンティー泥棒だけではなかった。

 入院中の20代女性患者にわいせつな行為をしたとして、元島根大病院医師の梅本洵朗被告(29)が17日、準強制わいせつの疑いで島根県警出雲署に再逮捕された。

 梅本被告は2019年6月14日、当時、勤務していた島根大病院で20代の女性患者が就寝中、体を触り、わいせつな画像を撮影していた。

■再逮捕のきっかけはパンティー泥棒

「梅本被告は呼吸器系専門の内科医で昨年末、医局のスタッフルームに置いてあった30代の同僚女医の荷物からカギをこっそり盗み、女医宅に侵入しています。室内を物色し、500円のパンティーを1枚だけ盗んで逃走。女医の自宅のカギと同じメーカーのカギをあらかじめ用意し、スリ替える手の込みようだった。1月に病院関係者から警察に相談があり、10月7日に逮捕された。自宅をガサしたところ、記録媒体から病院内で撮影した複数の女性のわいせつな画像が見つかったのです。そのひとりが今回の被害者で、女性は画像を確認するまで、性的いたずらをされたことに全く気づいていませんでした」(捜査事情通)

 梅本被告は窃盗で逮捕された直後、「やっていません」とシラを切っていたが、その後、10月27日には別の女性患者に薬物を投与し、下半身を触ったとして再逮捕された。

 昨年2月7日夜、当直勤務中だった梅本被告は「点滴をします」と言って20代の女性患者に睡眠導入剤を投与し、女性の下半身を弄んだのだ。

「当時、梅本被告は急変の患者に対応する待機勤務でした。女性は前日に入院したばかりで、梅本被告と面識はなかったが、梅本被告は『患者の顔も名前も覚えている』と供述していることから、最初から狙っていたのかもしれません。投与した睡眠導入剤は市販されていないことから、何らかの手を使って院内で入手したとみられています」(前出の捜査事情通)

 ようやく観念したのか、梅本被告は調べに対し、「別の複数の患者にもわいせつな行為をした」と供述しているから、余罪がゾロゾロ出てくるかもしれない。病院の話では「優秀かつ品行方正な医師だった」というが、同僚のパンティーを盗み、薬物を投与して患者にエロ行為をはたらくとは、言語道断。信頼を裏切ったばかりでなく、医師という立場を悪用した卑劣極まる行為だ。

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