香川県坂出市沖で小学生ら62人が乗った旅客船が沈没した事故で、坂出海上保安署は21日、業務上過失往来危険の疑いで逮捕した多田陽介船長(45)を釈放した。容疑を認めており、罪証隠滅や逃亡の恐れがないため。任意捜査で事故の原因を調べる。

 船長は釈放後、保安署前で報道陣の取材に応じ、事故が起きた現場海域について「(航行するのは)初めてでした」と話した。事前の航路調査については説明しなかった。「怖い目をさせてしまい、大変申し訳ありません」と謝罪した。

 事故は19日夕に発生。船には坂出市立川津小6年の児童52人と教員や乗組員が乗っており、全員救助された。

共同通信

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7051fa322b80d3539a496143bc2f5dda822699a