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中国の軍艦や海警局艦船による日本の領海侵犯への対抗措置として、
日本政府内で2016年、中国が南シナ海の人工島周辺で「領海」と主張する海域を、
海上自衛隊の艦船に通過させる作戦計画が浮上していたことが21日、分かった。
米国が展開する「航行の自由」作戦の日本版。ただ当時の安倍晋三政権中枢が、
中国の反発で関係が極度に悪化する懸念があると判断し実施を見送った。関係筋が明らかにした。

中国の習近平指導部は近年、領有権主張で攻勢を強化。
日本側は深刻な事態に発展しないよう慎重対応に終始しているが、
領海侵犯には強い対抗措置も取る備えをしていたことが判明した。