https://news.livedoor.com/article/detail/19240407/

犯罪被害者の支援のあり方を考えるフォーラムが17日、佐賀市のメートプラザ佐賀であった。
2004年に長崎県佐世保市の小6女児同級生殺害事件で亡くなった御手洗怜美さん=当時(12)=
の次兄(31)が事件後の日々を振り返り、支援の大切さを訴えた。

佐賀市のNPO法人「被害者支援ネットワーク佐賀VOISS」や県警などが主催。
VOISSの田口香津子理事長との対談形式で行われた。

事件当時中学3年だった次兄は、憔悴(しょうすい)した父を見て「心配させないよう笑顔をつくった」という。
一方で、事件前に妹から加害者とのトラブルの相談を受けていたため「防げたのかもしれない」と
思い悩んだことも明かし、「これ以上ないくらい傷ついた精神状態だった」と振り返った。

中学校や高校の友人など人とのつながりが「救いになった」として、
犯罪被害者が声を上げやすい態勢づくりの重要性を指摘した。