[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツが新型コロナウイルス対策として実施している部分的なロックダウン(都市封鎖)を12月20日まで延長する可能性が浮上している。当局者の話やロイターが22日に入手した草案で明らかになった。

ドイツは感染第2波の封じ込めに向け、11月2日から約1カ月間、部分的なロックダウンを実施しているが、新規感染者数は高止まりしている。

ショルツ財務相はビルト紙日曜版に対し「現在の制限措置を11月30日以降も延長しなければならないという事実をあらゆる状況が指し示している」と述べた。

バーやレストランは閉鎖されているが、学校の授業や商店の営業は認められている。集会は2家族、10人以下に制限されているが、ロイターが入手した草案には、5人以下に上限を引き下げる案が盛り込まれている。

16州のうちどの州が草案を支持しているかは明らかでない。

バイエルン州を地盤とするキリスト教社会同盟(CSU)のゼーダー党首はビルト紙日曜版に対し、制限措置の延長は3週間が望ましいとの見方を示した。これは12月20日までの延長を意味する。

https://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN2830DW