新型コロナウイルスについての東京都の専門家会議が開かれ、急速な感染拡大により、通常医療を受けられなくなるとの強い危機感が示された。

26日の会議では、都内で確認された感染者数の7日間の平均が、これまでで最も多いおよそ400人にのぼったことや、この1週間のうちに、10カ所でクラスターが発生していることなどが明らかにされた。

そのうえで、新型コロナウイルスの治療以外の通常の医療現場も影響を受けて、「このままでは予定されている手術が受けられなくなる、そういう状況が来る」との見方が示された。

また会議では、医療機関での受診が遅れた結果、感染が確認されて2日以内に重症化するケースが増えていることも報告され、東京都は、早めの受診を呼びかけている。

2020年11月26日 木曜 午後5:02
https://www.fnn.jp/articles/-/112152