安倍氏公設秘書ら略式起訴へ 「桜」3千万円不記載か
2020年12月4日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/ASND37RD2ND3UTIL04K.html?iref=comtop_7_01

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補?(ほてん)していた問題で、東京地検特捜部は、安倍氏の公設第1秘書で政治団体「安倍晋三後援会」の代表と事務担当者の2人を、政治資金規正法違反(不記載)罪で略式起訴する方向で検討に入った。罰金刑となり正式裁判は開かれない見通しとなった。

 関係者によると、立件対象は2016〜19年の4年分とし、安倍氏側の補?分を含む総費用(支出)と参加者の会費(収入)で計約3千万円の不記載を認定するとみられる。安倍氏の関与については本人の認識を聴いて最終判断する方針で、安倍氏の任意聴取を要請した。

 夕食会は年に1回、都内のホテルに支援者らを招き、1人5千円の会費制で開かれた。直近5年の15〜19年では、計約2300万円の総費用に対し、会費分は計約1400万円で、安倍氏側が計約900万円を補?した。ホテルは、安倍氏が代表の資金管理団体「晋和会」宛てに補?分の領収書を発行していた。

 ホテル側や秘書から事情を聴い…

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