統一まであと少し

ロシアの「スプートニクVワクチン」の契約製造業社である韓国のGL Rapha社は、政府とロシア側の間で合意に至った場合、国内市場に向けたワクチンの生産について検討する見通しだと伝えた。

「スプートニクV」の開発に携わっているロシア直接投資基金と韓国のGL Rapha社は、韓国で1億5000万回分余りのワクチンを生産することで合意したと発表した。生産は今年12月、輸出は2021年1月にも始まる。

GL Raphaのキム・ギヨン広報部長は、国内市場へのワクチン供給の可能性に関する韓国政府との交渉の問題は内密であり、同社が共有できる情報はまだ無いと伝えた。一方で、GL Raphaはこの提案を検討する方針だという。

ギヨン氏は「この問題に関する協議は政府によって行われ、その後我々と協議する。政府からの要請があれば、国内市場への供給についてロシア側と相談するだろう。そうなれば、我々が関与する可能性がある」と説明した。

同氏によれば、韓国を含む他の地域への追加生産が要求された場合、同社は他の韓国企業との共同生産を始める可能性がある。

以前、韓国政府は、将来的に人口の少なくとも70%にワクチン接種を行う意向を示しており、このため新型コロナウイルスワクチンの供給を保障する国際プログラム「COVAX Facility」に参加している。また、国へのワクチン供給を保障するために民間企業と交渉している。

https://jp.sputniknews.com/covid-19/202012047990017/