生後2カ月の長男の口に自分の血液を入れたとして暴行罪に問われた母親の無職井田莉歩被告(24)=大阪市住之江区=は7日、大阪地裁(岩田康平裁判官)での初公判で「手の指の血を口元に付けたが、それ以外はやっていない」と起訴内容の一部を否認した。

 起訴状によると、2月14日と3月6日、入院中の長男の口に自分の血液を入れる暴行を加えたとしている。初公判で被告は2月の事件は全面否認し、3月の事件は一部を否認した。

 検察側の冒頭陳述によると、長男の健康状態が悪かったため、被告が医師に相談。十分な説明がなかったと不安を募らせた後、口に血を入れる暴行に及んだとしている。

2020.12.07(Mon)
https://www.daily.co.jp/society/national/2020/12/07/0013920936.shtml?pg=2