※共同通信

中国商務省は10日、オーストラリア産の輸入ワインに対し、臨時の相殺関税を課すと発表した。11日から適用する。11月27日にもオーストラリアのワインへの反ダンピング(不当廉売)措置を打ち出しており、通商面での圧力を一段と強めた形だ。

商務省は、オーストラリア政府からワインに補助金が出されており、不当に安く販売されて国内産業が損害を被ったと主張。補助金分を相殺するための保証金を輸入業者に納めさせる。

中国は新型コロナウイルスの発生源調査をめぐりオーストラリアに強く反発。オーストラリア企業からの農畜産品や石炭、木材などの輸入を制限している。(共同)

2020.12.11 10:00
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/201211/mcb2012111000022-n1.htm