コロナワクチン開発に暗雲 候補2種が遅延・中止
AFP 2020年12月12日 6:10
https://www.afpbb.com/articles/-/3320945

https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/-/img_04a78a518cdcabc1aaa0ee7aa32e51f967265.jpg
仏製薬大手サノフィのロゴと、「新型コロナウイルスワクチン」
と書かれたラベルがはられたびんと注射器
(2020年11月23日撮影、資料写真)。(c)JOEL SAGET / AFP
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/-/img_02a8af1ad74179b8560b89950da567cc153921.jpg
英ロンドンにある製薬大手グラクソ・スミスクライン本社
(2013年7月29日撮影)。(c)Ben STANSALL / AFP

【12月12日 AFP】
世界各地で進む新型コロナウイルスワクチンの開発競争では
11日、ワクチン候補2種で計画の遅延や開発中止が相次ぎ、
接種開始に向けた取り組みが後退する結果となった。

 新型コロナウイルスは現在、
北米と一部アフリカ地域で感染拡大が加速する一方、
欧州では拡大ペースが安定し、
アジアと中東では減少に転じている。

 製薬大手の仏サノフィ(Sanofi)と
英グラクソ・スミスクライン(GSK)は11日、
両社が共同開発するワクチンについて、
最新の試験で高齢者での免疫反応が低い結果となったことから、
提供開始の予定時期を2021年半ばから同年末に延期すると発表。

 さらにオーストラリアでは、
クイーンズランド大学(University of Queensland)が
開発を進めるワクチンの治験の第1相試験に参加していた人が
エイズウイルス(HIV)検査で偽陽性を示したことから、
同ワクチンの開発が中止された。
このワクチンには少量のHIVタンパク質が使用されており、
それにより誘発された抗体反応がHIV検査に影響した可能性がある。

 一方、このほかのワクチンの供給計画は急速に進展している。
米国では、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と
独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)のワクチンについて、
食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が承認を勧告。
これを受けFDAは数日以内に正式な認可を出す見通しだ。(c)AFP

関連
【コロナ】豪 新型コロナワクチン開発中止 エイズウイルス偽陽性に
接種後、本物エイズ疾患と見分けつかず 外国モノに追加代替
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1607768786/
【【コロナ】英アストラゼネカ、ロシア製ワクチン組合わせた治験予定発表
効果増狙う 別種ウィルスにコロナ遺伝子仕込む同タイプ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1607771899/
新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】(12月11日UPDATE)
https://ten-navi-prd-cms-img-481565300627.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wordpress/wp-content/uploads/20201211112210/COVID-19_4_34.png
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/17853/