>>259
英國の国際間に処する態度はどうか。
彼の正義とは自己利益の主張を詭弁し強弁するに外ならない。

彼の定評ある伝統外交は、利己的功利が即ち正義なり道義なりと押しつけ来っている。
利義の併存調節などにつき何等努力することもなく、常に道義を無視し離るべからざる道義を蹴飛ばして
飽くなき貪婪の利益にありつかんと策動するのである。

崇高なる理想も精神もなく、唯だ物慾利益の奴隷の如き猶太的習気に習性化せる英國が、
二世紀近く世界に雄飛してその低劣卑しむべき指導精神の下にこの世界が引きづり廻されて来たことを連想するとき、
今日までの物質文化の世界が如何に見すぼらしく呪うべきものであったかをつくづく感ぜしめられる。