https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/15/news081.html

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月14日、小惑星探査機「はやぶさ2」から切り離されて
地球に戻ってきたカプセル内に、小惑星リュウグウ由来のサンプルを確認したと発表した。
スコープカメラで撮影したサンプルコンテナ内部の写真も公開した。

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2012/15/l_yx_jaxa1.jpg
スコープカメラで撮影したサンプルコンテナ内部の様子(C)JAXA

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2012/15/l_yx_jaxa2.jpg
サンプルコンテナの構造 (C)JAXA
 
カプセルは12月6日に豪州で回収。8日にJAXA相模原キャンパス(神奈川県)に搬入され、
サンプルコンテナの開封作業を行ったところ、14日、サンプルコンテナ内部にリュウグウ由来とみられる
黒い砂粒状のサンプルを確認できた。

これは、サンプルが格納される容器「サンプルキャッチャー」の入り口に付着していた粒子と考えられるという。
JAXAは引き続き、サンプルキャッチャーを開封し、サンプルの取り出しと分析を行っていく。