※MBS

 神戸大学が1万人を対象に新型コロナウイルスへ感染したことを示す中和抗体の有無を検査した結果、検出された人は0.15%だったと発表しました。

 神戸大学の研究チームは、今年8月〜10月にかけて医療機関などから約1万人分の血液を集め、新型コロナウイルスに感染したことを示す中和抗体の有無を検査しました。

 研究チームによると、中和抗体が検出された人は0.15%で、この結果を血液を提供した病院がある兵庫県南部の人口約450万人に当てはめると、10月1日時点で7000人近くが感染していた計算になったということです。

 しかし、当時の感染者の数は兵庫県内全体でも2700人だったことから、研究チームは「無症状の感染者が相当数いる可能性がある」と指摘しています。

 (感染症センター 森康子センター長)

「無症候の人がこれだけいるんだということになるので、この人たちが(ウイルスを)運ぶ可能性というのはあるということになるので、そういった意味でも注意が必要になるかなとは思います。」

2020/12/18 11:08
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20201218/GE00036294.shtml