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(バンコク首都圏について)
バンコク首都圏のサムットサーコーン県の魚介市場では、鼻の痛みと嗅覚障害を訴えて
民間病院で検査を受けたエビいかだ養殖業者の67才の女性が16日夜遅くに陽性と判明し、
県の1回目の会見が行われた17日夕までに、親族や医療関係者など18人が接触者として
把握されるか検疫下に置かれて、うち2人の陽性が確認された。

また県は、魚介市場の販売業者・市場労働者・購買者らの検体を採取してスクリーニング
検査を行う目的で、17日夜に移動検査チームを市場に派遣し、とりあえず100人超の市場
労働者の検体を採取して、同時に市場の清掃も行った。

翌18日、国の新型コロナ状況管理センターは国内感染事例1名の発生を発表し、タイ保健
省は接触者の追跡と感染者の探知のために多くの調査を行っていると説明した。そして
市場労働者にはミャンマーなどからの外国人労働者が多いため、サムットサーコーン県は
18日、外国人労働者の県境を越えた移動を禁止する罰則つきの政令を公布した。移動検査
チームによる検査人数は、19日の報道によると、2000人以上に達しているという。

また19日までに上記の67才女性のほかに12人の陽性が判明し、8人は接触者で、4人は
感染源を調査中と報じられた。それら12人の症状は、無症状が4人、せきや鼻水や喉の痛み
や頭痛、嗅覚障害が4人、発熱のみが2人、発熱と味覚障害が1人、せきや息苦しさが1人と
なっている。