2020.12.22吉田 洋平
 JR東日本はKDDIと連携し、JR高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)周辺をスマートシティーとして整備すると発表した。2024年度をめどに、駅周辺で高速大容量通信「5G」に対応し、自動運転バスの運行や遠隔診療拠点の整備などを行う。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けたライフスタイルや働き方の変化に対応する狙いがある。JR東は5500億円を投じ、駅周辺の開発を計画している。ドローンやロボットを活用し、施設の監視などを行う。

 オフィス分散化のサービスとして、走行中の東北新幹線の一部座席をオンライン会議などに使ってもらう実証実験も21年に始める。東北地方の企業などの利用を見込んでおり、実験結果を検証した上で、通信回線を整備した専用車両の導入を検討する。
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