メーテレ2020年12月23日 15:52
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 ネクスコ中日本が23日発表した中間決算で、4月から9月までのグループ全体での純利益は、前の年の同じ時期と比べて55.9パーセント減りおよそ72億円となりました。

 通期での純利益はおよそ96億円の赤字に転落する見込みで、2005年のグループ発足以来初の赤字となる見通しです。

 新型コロナの影響で料金収入や休憩所の事業収入などが大きく落ち込んだことによります。

 また、決算発表に先立ってネクスコ中日本が発注した中央道にかかる橋で耐震補強工事の不備が見つかった問題について説明が行われました。

 鉄筋が不足するなどの不備が見つかっているのは、東京都日野市の緑橋など3本の橋です。

 緑橋は今年中に、他の2本の橋は来年1月中に再施工を完了させる予定としています。

 この問題を巡っては、外部有識者による調査委員会が原因究明を進めています。

 ネクスコ中日本の宮池克人社長は「調査委員会の中間取りまとめが行われれば、当面の再発防止策を策定してお知らせしたい」と今後の方針を示しました。

 次回の調査委員会は24日に行われます。