https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201224/k10012781121000.html

福岡市の商業施設で、女性を殺害したなどとして逮捕された少年について、検察は精神鑑定の結果、責任能力を問えると判断したことが関係者への取材で分かりました。
24日にも「刑事処分が相当」とする意見をつけて少年を家庭裁判所に送る方針です。

ことし8月、福岡市の商業施設「MARK IS 福岡ももち」で、当時21歳の女性を包丁で刺して殺害したなどとして福岡県内の更生保護施設に入所する15歳の少年が殺人などの疑いで逮捕されました。

福岡地方検察庁は、およそ3か月間、少年の刑事責任能力を調べる「鑑定留置」を行い、専門の医師が当時の精神状態などを鑑定しました。

関係者によりますと、検察は鑑定結果などから少年の責任能力を問えると判断したということです。

そして、成人と同じように裁判を受けるよう求める「刑事処分が相当」とする意見をつけて、24日にも少年を福岡家庭裁判所に送る方針です。

今後は家庭裁判所の審判を通じ
▽少年院に送るか
▽検察庁に送り返し起訴するかについて判断されることなります。