百条委員会設置の決議を賛成多数で可決する津市議会
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 三重県津市の相生町自治会の会長が市職員に土下座や丸刈りを強要したほか、市の補助金が同自治会に不正に支出された疑いがあるとして、市が経緯を調査している問題で、市議会は23日、調査特別委員会(百条委員会)を設置した。百条委の設置は平成18年の市町村合併以降初めて。百条委に出頭や証言を求められた人は理由なく拒否できず、前葉泰幸市長は「全面的に協力する」とコメントした。

 この問題では土下座や丸刈り、不正とされる補助金支出に至る過程で市職員が自治会長に協力したという指摘が一部の市議から上がっている。12月定例会ではこの問題に関する質問が議員から相次いたが、前葉市長や市幹部は「県警に相談している」ことなどを理由に問題の具体的な内容を明らかにしなかった。

 百条委は今後、前葉市長や市幹部、自治会長などの出頭を求める方針。出頭や証言、資料提出の拒否、偽証が明らかになれば、地方自治法違反の疑いで、議会が対象者を刑事告発することもできるという。八太正年委員長は就任のあいさつで「市民にしっかりと(問題の全容を)報告できるような委員会にしていきたい」と述べた。年明けにも具体的な調査を始める。

 市によると、同自治会に支出された補助金は複数あり、たとえば自治会が町内のごみ集積所に設置したごみ箱について、市は購入のための補助金を出しているが、このごみ箱が自治会側が補助金申請の段階で上げてきた額よりも実際には安かった疑いがあるという。市は少なくとも平成28、29、昨年度の3カ年で、ごみ箱17個分計255万円を補助金として支出した。

 市はこの問題に関する調査チームを危機管理部に設置し、違法性があるとみられるケースについては県警に相談している。市職員が個々の問題に関与した疑いもあることから調査には「職員の関与」も含まれている。前葉市長はこの日、12月定例会閉会のあいさつで「この問題は市政運営に重大な支障を及ぼす目の前の大きな課題。私の責任で改革を進める」と語った。

伊勢新聞 12/24(木) 11:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201224-00000702-isenp-l24

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