福島大は24日、福島大生13人の新型コロナ感染が確認されるクラスターが発生したと発表した。13人のうち9人が市内の飲食店で飲み会を開いており、残る4人は濃厚接触者。感染が確認された学生の多くが、大学が関係する行事に参加しており、市は25日から行事に参加した学生約160人のPCR検査を実施する。同市でのクラスター発生は6例目。

 学生9人は今月中旬に市内の飲食店2店舗で計3度飲み会を開いた。長時間マスクを着けていなかったり、大声で話していた。残る4人は飲み会に参加していないが、飲み会の参加者と同じ部屋にいたり、車に同乗したりしていた。

 飲み会に参加した1人が発熱して21日に医療機関を受診、22日に感染が判明した。23日に1人、24日に11人の感染が確認された。市は学生の性別や年齢などを明らかにしていない。

 記者会見した木幡浩市長は「市中感染を危惧している」と危機感を強めた。また、感染防止対策を講じずに3度飲み会を開いた学生の行動を「大変残念」とした。市保健所の中川昭生所長は「この厳しい状況を乗り切らなければ医療がもたない」と感染防止対策の一層の徹底を求めた。

福島民友
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