群馬県と前橋、高崎市は二十四日、新型コロナウイルスに新たに計四十三人が感染していると確認したと発表した。県三十七人、前橋二人、高崎四人。県内の確認者は計二千四十四人。県の発表では、ともに県内で入院していた県内の八十代の男女が亡くなり、県内の死者は三十五人。

 県によると、太田市の食肉処理場で二十〜七十代の男女従業員計十二人の感染を確認し、クラスター(感染者集団)が発生。食品を介してコロナに感染した報告はないという。クラスターが発生したみどり市の介護事業所で利用者二人の感染を確認し、確認者は計十六人となった。

 県の確認者の内訳は未就学児や高校生、医療従事者ら男女。保健所別では館林十一人、桐生と太田各九人、伊勢崎五人など。前橋市は三十代と五十代の男性会社員。高崎市は二十〜四十代の男女で学生や専門学校職員、会社員の計四人。 (石井宏昌、池田知之、市川勘太郎)

東京新聞 2020年12月25日 07時23分
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