>>303
理解されていると思うが、その「何万に分ける」ということが、量子の観測をせずに行えるのなら可能だろう。しかし、観測をしないで例えば送りたい量子の状態(例えばスピン上向き)をどうやって検知するのかと言う根源的な問題にぶち当たる。これまで行われた量子を騙そうと言う実験は全て失敗に終わった。つまり、量子は観測された瞬間に波束の収束が起こり、2つのもつれた量子の状態は確定してしまう。アインシュタインが最も抵抗したのは、一方の観測した影響が(波束の収束が)、遠くにはなれたもう一方に何故瞬時に伝わるのかと言う点。アインシュタインは、それには我々が知らない未知の遠隔作用があると主張したが、後のジョン・S/ベルによって否定された。