【追悼】元スパイ作家ル・カレに元CIA工作員から愛を込めて [TUBEWAY ARMY★]
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Newsweek
2020年12月26日(土)11時30分
https://www.newsweekjapan.jp/glenn/2020/12/post-57.php
https://www.newsweekjapan.jp/glenn/magcom201229_LeCarre.jpg
死去したル・カレはスパイ小説を純文学の域に高めた(2001年) ARND WIEGMANN-REUTERS
CIAが視る世界
<最高の情報工作員とは、不道徳で冷酷な職業に生きる一流のモラリストのこと>
ジョン・ル・カレと私を結び付けたのは、モラルの曖昧さだったのかもしれない。ル・カレは過去60年間、繊細なスパイ文学の第一人者であり続けた。その作品は、真実と思われていたものが幻覚に変わる情報工作の世界を舞台に「高邁な」はずの空虚な任務の中で堕落する男たちを描いていた。
私は以前、自分の著書『ザ・インテロゲーター(尋問官)』(邦訳未刊)の評論をル・カレに依頼したことがある。彼の作品と同様、道徳が相対的なものにすぎないスパイ活動の「グレーな世界」を描いた本だったが、同時にCIAの拷問についても書いた。
2001年の9.11同時多発テロ後の数年間、CIAとアメリカがやった行為をル・カレは軽蔑していた。2008年のインタビューではこう語っている。「私も尋問をやっていたから断言できる。拷問で情報を得るのは、自分自身を愚弄する行為だ。手に入った情報は真実ではない」
ル・カレは当初、依頼を快く引き受けてくれたが、何度か話をした後、最終的には断りの返事が来た。
情報機関の過酷で空虚な道徳的世界を描く作家としては、おそらくル・カレとグレアム・グリーンが双璧だろう。優れたスパイは、真実は絶対ではないことを理解しなければならない。この世界で心に傷を負わずに活躍できるのは、何も感じず何も信じないソシオパス(社会病質者)だけだ。
ル・カレは『寒い国から帰ってきたスパイ』(邦訳・ハヤカワ文庫)の中で、「スパイとは何か」と尋ねている。「神官、聖者、殉教者か? うぬぼれた愚か者、裏切り者の汚らわしい集団でもある。軟弱者、サディスト、酔っ払い、腐った人生を輝かせるためにカウボーイとインディアンを演じる者だ」
私の知る限り、最高の情報工作員は全員ソシオパスだった。彼らは嘘をつき、心を操り、平然と他人の魂と命を破壊できる。私は彼らの中に真の邪悪を見た。
ル・カレ作品の最重要人物ジョージ・スマイリーは「魂を持つアンチヒーロー」だった。彼はよく知っていた。自分が失敗すれば、信じるものが全て破壊されることを。
成功すれば、自分がやむを得ず手を染めた卑劣な行為が、感情を何とか保つためにこだわり続けた信念を傷つけることを。この現実認識を共有していたからこそ、スマイリーと宿敵であるソ連のカーラはお互いを倒そうとしながら称賛し合い、友情を育むことさえできた。だからこそ、スマイリーの瞳には常に悲しみと鋭敏な洞察力が同居している。カーラは常にスパイの技巧や現実、人間の本性が持つ二重性を受け入れている。2人は周囲の空虚な世界を操る一方で、影の世界にも光があるという淡い希望を捨てなかった。
私は工作員になりたての頃、ル・カレの作品にはこの世界のポジティブな側面が欠けていると感じていた。私たちが冷酷になるのは、私たちが守りたい人々のためだ。もちろん、国益の前では理想など吹けば飛ぶようなものであることは知っていたが、今も同僚のほとんどは立派な人格者だと思っている。しかし、その代償は......息子にこう言われことがある。「父さんの仕事を尊敬するよ。でも、ひどく孤独だね」
最高の情報工作員とは、不道徳で冷酷な職業に生きる一流のモラリストのことだ。この世界の曖昧さ、矛盾、個人的悲劇、 それでも理想の光を求める工作員の切なる願い──その描写においてル・カレの右に出る者はいない。
スパイは秘密の場所で会う「ターゲット」の心を操り、場合によっては破壊する。だが、同時に愛情を抱いてもいるのだ。
<2020年12月29日/2021年1月5日号掲載> >>1
「よいサイコパス」って感じだな>最高の情報工作員
プーチンとかな 元スパイス作家カレー・ルーに元CIA工作員から愛を込めて 本当に哀悼の念は尽きない
単なるスパイ小説だと見下してるなら大間違い
この世界の悪や不当な権力構造や搾取や不平等に心底腹を立て、何かを言わなければ気がすまない、そういう気概のある闘争的な大作家だった
我が国で言うと・・・聞いてるか○HKお前らのようなクズ権力の事だぞ >>1
「敵は国内にあり」
まず世界を見渡してもスパイ防止法やまともな諜報機関が無い国なんて日本くらいだろう
愛国教育を排除しているのも日本くらいで、
国家転覆罪や国家反逆罪をまともに運用してないのも日本くらいだろう
目先のゼニ欲しさや保身の為に簡単に国を売る売国奴は思ってた以上に沢山いるし、
教育現場、テレビ、政界、広告、雑誌ありとあらゆる場所で反日工作員に入り込まれてる
スイス民間防衛という本に書かれてる国乗っ取りの手順を日本はまんまとやられてるわけだね
日本人はそろそろ目を覚ます時なのかも知れん
もはや日本人は性善説で物事を考えることを即刻止めるべきだ
「馬鹿はほっとけ」でやってきた日本だが、馬鹿をほっとくと、とんでもないことになるって、日本人は学んだはずだしな スパイって、職業がスパイなんじゃなくて、
いちおう本業をアピールできる人がスカウトされる。
普段何して稼いでるかよくわかんない海外在住の無名のクラシック演奏家とかに多い。
定番は通信社の海外支局員、外務省職員。 >>1
すごくグッとくる文章だな。本物のインテリジェンス・オフィサーって感じがする。
> 私の知る限り、最高の情報工作員は全員ソシオパスだった。彼らは嘘をつき、心を操り、平然と他人の魂と命を破壊できる。私は彼らの中に真の邪悪を見た。
昔NHKBSで放送した「外事警察」の渡部篤郎演じた住本健司がまさにこんなキャラクターでゾッとした覚えがある。 真のスパイは破綻した状況を目の前にしてもなお、「トラストミー」と言ってのける人物である。 >>11
プーチン大統領は表向き何やってたんだろうね >>20
プーチンはKGBの正規キャリアでスパイを運営するモールマスターだから、目立たない二等書記官などの大使館員がカバーだったんじゃないかな オーストラリアン紙、中国共産党員195万人分のデータベースを入手 上海の外国公館に共産党員が勤務 ネット「彼等がスパイ活動… [Felis silvestris catus★]
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/snsplus/1607984025/
中国共産党スパイ“195万人”のリスト流出か!? トヨタ、みずほ、電通にも多数潜入… 戦慄の実態判明!
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1608087852/
スパイはどこにでもいるだろ。定期。 ニュー即でルカレ読んでるやつなんて俺含めて5人ぐらいだろ
せめて映画だけでも見てくれ
面白いから >>21
ピアノが得意だったりするし芸達者で大使館員っぽいね合ってる 「寒い国から帰ってきたスパイ」
めちゃおもしろかったな
007みたいなトンデモ超人系じゃなくガチなやつ
最期切ない >>27
むかし読んで、なんとなく覚えてるな。
工作員が東西の両組織に裏切られる話だったような…
ちがってたら、スマソ。 アメリカ国防総省がCIAへの援助を切ったこの時期にこのニュースとは… それも工作の一環だろ
2万人もアメリカ以外の外国人を暗殺してイラクじゃ
証拠でっち上げて侵略戦争やらかした無能CIA
今さらイメージアップなんぞ無理だろ >>24
おすすめを教えて下さい。
他の作家も。
読んでみたいと思いつつ、まだ手が伸ばせないでいるので。 >>24
「寒い国から帰ってきたスパイ」を読まないミステリファンとか居るのか? 文庫本何冊か投げた覚え。来年はルカレ再チャレンジしなくちゃ
刻みに倒置に登場人物。小説は実は読むの難しいw スマイリー3部作から入るのは実はキツいんじゃないかと思う
分かりやすいエンタメドラマ(ロキとDr.ハウスだし)になったナイトマネジャーとか
かなり読みやすいパナマの仕立て屋、近年の誰よりも狙われた男、
今の時代ならこの辺から入るのがいいんじゃないか
俺自身はロシアハウスがル・カレ初体験だったけど まあ2ちょんねるには自称愛国者ネトウヨどもや
自称国家の軍師ネトウヨ軍オタどもが日々、
そこらのスレでスパイ防止法がどうのインテリジェンスがどうのと
映画「裏切りのサーカス」のジャケ写のように
メガネをクイクイさせて御高説を垂れてらっしゃいますが、
(もちろん、ネトウヨどもはスマイリーのようにカッコよくないwww)
その自称諜報専門家のネトウヨどもが集まる板にして
ルカレのスレではこの過疎ぶりよ。
訃報スレはちょっと気が付くのが遅れて書き込めなかったが
あれもさ、スパイ小説の第一人者の訃報スレにしては
ちょっとないほど過疎ってたよね。
つまり日々情報機関について大言壮語しているネトウヨくんたちの
そのレベルはまあお察しってこったね(つづく)。 ルカレてイギリスの諜報員なの
MI6だっけ
数学者はポワンカレか (>38つづき)
ネトウヨ煽りの前置きが長くなったが…ルカレ先生(RIP)の作品ね、
やはり代表作の「ティンカーテイラーソルジャースパイ」が
一番面白いと思うけどね、近年映画にもなったけどさ。
なんで邦題が「裏切りのサーカス」なんでしょうね。
普通に原題でいいと思うんだけど、これもいい映画だったが。
で、ルカレ作品と映画といえば、あれですよ。
訃報スレでも存外話題になっていなかった感もあるんだけど
これ昨今何かと話題である製薬業界がらみのネタなんでね、
今再評価してもいいかもしれないがw
レイフ・ファインズ先生主演の「ナイロビの蜂」これを勧めておきたい。
まあ、ルカレ作品だから、といっちゃあれなんだけど
まあいわゆる爽快感のあるラストとは違うんだけどねw
でもまあ、見るに値するサスペンス映画だとは思うよ。
(おっと、もちろん原作も) >>38
そりゃ「スパイだった作家」でなく「スパイ小説の作家」なんだからそもそも右翼左翼論議自体がスレ違いだわ
それすら分からんのかい >>40
そんな風に「お前が気に入らない者」を「ネトウヨ」なんて言葉で呼んじまう間抜けだから
お前は人生で常に敗北するんだよw
(ついでに「ネトウヨ」という言葉も「負け犬が使う意味不明の言葉」になってるからいいけどなw)
トップページ?>?ニュース速報+?>?2020年10月06日?>?56UIji9p0
http://hissi.org/read.php/newsplus/20201006/NTZVSWppOXAw.html
探しているわけでもないので気づいていない日もいくらでもあるはずなんだけど、見つけた時はいつもこの状態。
典型的な「ネット依存症の負け犬バイトオジサン」
おそらく今まで6時間×200日×30年=36000時間程度5chに費やしていると思われる。
それだけ時間があれば人生変えられるのにね。 >>35
翻訳小説は原語で読んだ方がわかりやすいかも
訳者が下手だとどうにもならん
訳者自体がわかってなかったりするから >>42
人のことをネトウヨなんていう奴はバカかチョン >>18
多分安倍が辞めてなければもっと早く二階を振り切ってGOTO停止してる。 >>44
まあその通りなんだけどね。
この「現実社会での惨めな敗北を5chで取り返そうとしている間抜けな爺(ID:UbeYTp0Y0)
はそれだけでは言い切れない惨めな部分、弄りたくなる部分があるんよ。
例えばこの爺、お笑い滅亡国家(※)韓国を過大評価して「大韓」とか書いちまうんだけど、
要は「韓国を嫌いな奴に対して嫌がらせをしたい」だけなんだよね。
その証拠に何故か日本語について堪能で知的だと思わせたがる、、、そして間違って恥を掻く。
例:
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1598616243/753
ヘタレだと思われたらそりゃ政権運営とか支持基盤とか
スベカラク、ダメポになるわけでね。
スベカラクの用法まちがってやんのw
しかも教えてやっても自分の間違いを認められないんだよね、臆病だから。
※ 韓国がお笑い滅亡国家なのは単に出生率が異常に低いから。
日本の人口が1億から5000万になる間に、韓国の人口は5000万から1000万になる。 >>1
名文だ。抑えた筆致が素晴らしい。こんな文章を書けるなんて。
この文を書いたグレン・カールの本を読みたくなってくる。もちろん、訳者も腕が冴えているのだろう。 >>41
いやあ、でもまあネトウヨくんたち
あそこまでスパイマスターみたいなことを
年がら年中いっててスパイ小説の巨匠の訃報には
みんなだんまりってのは妙じゃないっすかw
あの、スパイの知識なんてね、軍事知識もそうだけど
自称軍師はどうか知らんけど、使えないわけですよw
ってことは初手から趣味の教養ネタなわけで
それならスパイ小説のメインストリームくらいは抑えていて
何も問題ないと思うけどねwww
>>43
まあバイリンガルならともかく
なかなかムツカシーと思うよ。
外国語が読めても文化だからねえ、小説は。
あ、詩は論外だね。これはわからないyo >>43
ハリーポッターは原語で読むべき(訳が良くない)
イシグロもまぁイケるだろう(訳はいいから無理する事もないが)
が、ル・カレは原文難しいだろう。幸い村上博基とか加賀山氏とか翻訳には恵まれてるし >>48
バイト爺の出来損ないのお前の言う「ネトウヨ」ってのは「お前が妬ましく思っている奴」だからなw
相手はトランプ支持者だったり努力して成功した奴だったりなんでもありだから誰にも響かんぞ。
但し俺のオモチャにはなる。
負け犬アスペルガー特有の「過集中」(見つけた時は常にこれw)
http://hissi.org/read.php/newsplus/20201223/akFBUlhIcFUw.html
そんな仕事以外のところで必死になったら仕事で使い物にならないのは当然だろうに。
使えないバイト爺だと自白。
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1602713634/122
>平均時給が1117円? これは肌感覚からして高い気もするなあ。
肌感覚で高いwってご苦労なこって。
8時間バイトで8時間睡眠で8時間5chにアスペルガー特有の過集中で張り付き(※)
おまけにゲームもやって猫は放置、それがお前。
※ 7時間のがあるとか言い訳はやめろよ、通勤時間も食事時間も込みだからな。 CIA秘録を読んだがCIAは心底ポンコツの機関で映画や小説でCIAが超絶有能に描かれるのが信じられんわ。
日本にもCIAを、とか言うが税金の無駄遣いのゴミを増やすだけ。
それに工作員だのスパイだのは人として壊れたクズしかいないし最期は悲惨なもんだった。 政治ではとても道徳的で正当性があるような事言っても。
裏では非協力的な国に工作するのがアメリカ。
今の世界の混乱、元を正せば大体アメリカかイギリスのせい。 >>49
ほお、これは同意である。
まあハリーポッターはともかくとしてね、
イシグロ作品はウリはノーベル賞の以前から
スレでブックガイドしてオヌヌメしておったが(エッヘン)
あれは訳も普通にいいと思うよ。
あとルカレの加賀山先生について言及があるね。
この方、ウリも大絶賛のロバート・パーカーのスペンサーシリーズ
この後期作品も訳しているんだよね。
これね、前代の菊池先生の名訳からの後継なんだけど
菊池パーカーのふいんきを見事継いだ、いい作品と思うよ。
やっぱりね、翻訳小説を読むって訳者のセンス、すごいでるからね。
煎じ詰めれば直接的には読者は訳者の筆から出た物語を読んでるわけでさ。
ほんと作者と訳者の二人三脚なんだと思うな。翻訳の小説って。 >>33
どれも面白いけどやっぱ有名どころの寒い国から帰ってきたスパイ読めばハマると思う
他はジェイムズエルロイ、サラパレツキー、チャンドラー、ウィリアムアイリッシュ
日本だと原りょうが好き >>34
いや2ちゃん創設からいるけどニュー即とかどんどんレベル下がって今なんかもっと酷いじゃん
現にこのスレだってスパイってだけでルカレ知らないやつが多数書き込んでるし
芸スポで原りょうの新刊出るってスレ立った時は感動した
あんたみたいなミステリ好きが書き込んでて最高だったよ やっぱりフランスお約束の荒唐無稽でハチャメチャな内容なの? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています