東京都の小池百合子知事(68)は30日の臨時記者会見で、歯止めがかからない新型コロナウイルスの感染状況について「東京は非常に厳しい状況にある。かつてない大きさの第3波が襲いかかっており、いつ感染爆発が起こってもおかしくない」との現状認識を示した。

 また、「ここで感染を抑えなければ、緊急事態宣言の発出を要請せざるを得なくなる」と述べ、年末年始の過ごし方について「ここが分水嶺だ。ひとりひとりの行動が来年を決める」と都民へ不要不急の外出や帰省の自粛、会食や飲食については「絶対ナシ」を求めた。

 会見に先立って行われた感染状況を分析するモニタリング会議では、専門家から、現在の新規感染者の増加比(約123%)を2週間継続すると、1日当たりの新規感染者が1136人に上るとの予測が報告され、「より強い対策をただちに実行する必要がある」との指摘が上がった。

 また、現在入院患者が2000人を超える高い水準で推移しており、「1週間を待たずに、現在確保している(病床数)4000床を超える入院患者が出る可能性がある」との厳しい声も上がるなど、医療提供態勢のひっ迫も深刻化している。

2020年12月30日 14時36分スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20201230-OHT1T50109.html

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