徳島県は30日、小松島市に帰省している10代男子大学生が新型コロナウイルスに感染したと発表した。男子学生は軽症。

 県によると、男子学生は関東の大学に通っている。26日午後5時5分東京発徳島行きの全日空285便に搭乗し、28日に発熱やせき、倦怠(けんたい)感などを発症。医療機関を受診してPCR検査を受け、29日に陽性が判明した。

 帰省前に男子学生が住む大学寮内で感染者が見つかったため、25日に大学によるPCR検査を受け、陰性だった。空港から自宅までは家族が運転する車で移動し、27日は外出を控えたという。濃厚接触者として同居家族2人が29日に検査を受け、2人とも陰性だった。

 航空機内は消毒や換気、マスク着用などの感染防止対策が講じられており、県は「感染拡大の恐れは極めて低い」としている。同じ便の乗客で体調に異変のある人は、受診・相談センターなどに電話相談するよう呼び掛けている。

徳島新聞

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