楽天は30日、自社回線による携帯電話サービスの契約の申込数が累計で200万回線を超えたと発表した。4月上旬に新規参入で商用サービスを始め、6月末に100万回線に達していた。NTTドコモなどが低価格のプランを公表し、競争が激しさを増しているが、「新規契約の獲得スピードは落ちていない」(楽天モバイル)とする。

 初年度は300万人を対象に、月額2980円の利用料金を無料にしている。当初は2020年末までに300万人の契約を目指していて未達になったが、楽天は携帯大手から通信回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)の事業でも約200万人の契約者を抱える。今後は楽天のMVNO事業の契約者の自社回線サービスへの移行促進、大手への対抗策が焦点になる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ3020V0Q0A231C2000000
2020年12月30日 18時06分