>>193続き

>これについてケルトンは
「 現 在 イ ン フ レ の 問 題 を 抱 え て い な い 日 本 の よ う な 国 が
消 費 増 税 す る と い う こ と は 経 済 的 な 意 味 を な し て い な い 。
予 算 の 財 源 を 得 よ う と し て い る か ら で す 。
適 切 な 政 策 目 的 に は な り 得 な い 」と断じている。

>では、政府がやるべきことは何なのか。
ケルトンはこう主張する。「 経 済 の バ ラ ン ス を と る こ と です。
予算を均衡することではなく、支出と税金を調整することによって、『シンクの水が完全雇用になっても溢れ出ない』、『インフレをきたさない』という状況にコントロールすることです」

現在、日本政府は「PB黒字化」、「財政均衡」、「財政再建」などといった目標を掲げて経済政策を立案している。しかし、ケルトンはそうした 目 標 設 定 自 体 が 間 違 っ て い る と指摘する。

「MMTは特定の予算支出を目標とすることはないし、政府赤字を何%にするといった目標設定もしない。
適切な政策目標は『健全な経済を維持する』ということです。
あ く ま で 経 済 の バ ラ ン ス を と る こ と が 重 要 で す。
つまり、予算の均衡ではなく、経 済 の 均 衝 で す 」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66073