早く完済しなきゃ!というのは家計の考え方
国は個人の家計じゃないんだからそもそも完済する必要はない

国の財政が黒字という状態は
言い換えると国が税金で儲けてるということ
こっちの方がよほど不健全

怖いのマーケットの反応だけなんだよ
株、円、国債が揃って投げ売りされるような状態になると
最悪の場合は誰も日本円なんて欲しくなる
そうなるともう円は使えない
そして財政破綻

逆に言えばマーケットの反応さえ気をつけていれば問題ない
財政赤字を返そうという姿勢さえ見せ続けていれば問題ない

通貨を沢山発行するとインフレの圧力が高まる
だから財政均衡が大事
財政健全化論はもともとはこのような考え方に基づいてるんだけど
これはもう大昔の理論なんだよ

もう通貨の発行量がインフレリスクの直接的な要因になるような
経済構造じゃなくなってる