「日本国債のデフォルト確率はゼロ」話題のMMT提唱者語る
ダイヤモンド編集部
2019.7.24
――講演などでは「 日 本 が M M T の 主 張 の 正 し さ を 証 明 し た 」と語る一方、
「 実 践 し て い る わ け で は な い 」とも述べました。

>日本では日本銀行が大規模な量的金融緩和(QE)を続けてきましたが、
インフレやハイパーインフレをもたらさなかったと同時に、力強い経済回復を作り出すことはできませんでした。

それは、経済成長を支えるために日銀の金融政策に多くを依拠し過ぎて、
財 政 当 局 者 が 必 要 な 措 置 を 講 じ て い な い 点 に 目 を 向 け て い な か っ た か ら で す。

――財政拡張を続けると、日本国債が海外投資家の売りを浴びて金利が急騰し、通貨安・インフレの歯止めがかからなくなる恐れはないのでしょうか。

>誰もが何かを恐れることができます。しかしそのシナリオが起こり得る合理的な恐怖かといえば、違います。
これまで日本国債の空売りを仕掛けて失敗に終わったヘッジファンドなどは、この取引に賭けて資金を失ったのが現実です。

投機家は日本の通貨に対してネガティブな賭けを行ったり、デフォルト(債務不履行)に近づけようとしたりするかもしれませんが、そんなことは起こりません。

日 本 政 府 が 自 ら 債 務 不 履 行 に な る 可 能 性 は と い う と 、ゼ ロ % で し ょ う 。
https://diamond.jp/articles/-/209691?display=b