YBC山形放送
山形県内各地の市場で初競りが行われ、天童市の市場では500グラムの超促成栽培のサクランボが過去最高額の100万円で落札された。

天童青果市場の初競りで一番の目玉は市内の農家花輪和雄さんの超促成栽培の佐藤錦。日本一早いサクランボとして毎年この時期に全国へ初出荷され、高値で取引されている。
中でも2Lサイズの大玉は特に希少性が高く、去年は東京の大田市場で500グラム1箱に80万円の値がついた。
朝7時にことしの競りが始まると値段が次々と上がり、最終的についた価格は市場関係者も驚く1箱100万円になった。
去年を大きく上回る過去最高額。
1箱の中に入っている佐藤錦は68粒。1粒に換算するとおよそ1万4000円だ。

サクランボを落札したジェイエイてんどうフーズ営業本部冨樫智彦本部長「コロナや自然災害などがあったので少しでも景気がよくなるように明るいニュースになるようにという願いを込めてこの値段をつけた」

また、東京の大田市場でも同じく1箱100万円で落札されたという。天童市場で競り落とされた佐藤錦はすでに販売先が決まり、6日には県外の買い手の元へ出荷される予定。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210105-00111558-ybc-l06