0001水星虫 ★
2021/01/06(水) 15:42:38.04ID:P9A3V3i+9http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20210106/1080013237.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
この年末年始、新型コロナウイルスの影響で帰省を控えた方も多いのではないでしょうか。
千葉市にある子ども食堂では、帰省できなかった学生たちにあたたかい気持ちで新年を迎えてほしいと、
去年の大みそかに年越しそばやおせち料理を無料で提供する取り組みを行いました。
これは千葉市若葉区で「TSUGAnoわ こども食堂」を運営する田中照美さんが
主婦や大学生などのボランティアとともに行いました。
田中さんたちは、ふだんは子どもたちに食事や居場所を提供するこども食堂を運営していますが、
この年末年始、帰省できなくなった学生たちに年越しそばやおせち料理を振る舞うことにしたのです。
大みそかの昼すぎ、おせちの昆布巻きや黒豆、伊達巻きなどの具材を容器に詰めていきました。
田中さんは「1人で年越しをすると聞いてそれはさびしいな、何か出来ないかなと。
他にもそういう学生がいるとも聞いたので、じゃあ年越しそばとおせちをやろうと決めました」と話していました。
この取り組みは子ども食堂でボランティアをしている千葉大学教育学部4年の千葉奈実さんが
コロナ禍で帰省できなくなったことがきっかけになりました。
千葉さんは盛岡市出身で、ことし4月からは岩手県の養護教諭になることが内定しています。
例年は帰省して年末年始をふるさとで過ごしていますが、ことしは両親や
祖母への感染を懸念し、帰省を取りやめたといいます。
千葉さんは、おおみそかにふるさとの両親に電話して、卒業論文の進み具合など、近況を伝えました。
家族と会話した千葉さんは「家族と話すとやっぱり帰りたいという気持ちも出てきましたが、
こうやって田中さんが居場所を作ってくれて本当によかったです。
こんなに多くの人が支援してくれたことに感謝しています」と話していました。
そして、午後5時から年越しそばの提供が始まると、さっそく、市内の大学に通う男子学生5人が訪れました。
年越しそばを食べた千葉県南部の館山市出身で千葉市内で暮らす大学3年の男子学生は
「美味しかったです。帰省先に感染を広げてはいけないと思い、帰省をあきらめていたので、
こうした取り組みはとてもありがたい」と話していました。
また、近くにある日本語やビジネスの専門学校で学ぶベトナムからの留学生も年越しそばを食べに訪れました。
みずからも年越しそばを味わった千葉さんは「温かくておいしくて、みなさんの愛を受け取りました。
ことしは1人で食べることが多かったので、年の瀬に誰かと一緒に食べることができてうれしかったです」
と感激した様子でした。
子ども食堂を運営する田中照美さんは「この年末年始、あなたたちは1人じゃないよという気持ちが伝わればいいかなと思っています。
この1年、コロナでたいへんでしたが、たくさんの人たちが支援してくれてできた『輪』を大切にしていきたい」
と決意を新たにしていました。
01/06 13:32