0001朝一から閉店までφ ★
2021/01/06(水) 17:12:30.65ID:ccUDyRFr9世界の今が見える「World特派員リポート」、今回はフランスから。新型コロナの感染対策で夜間の外出禁止が続き、ステイホームの時間が長くなる中で日本生まれのあるものが秘かに注目されています。大八木記者の報告です。
パリ・レピュブリック広場前です。時刻は午前0時前、夜8時から朝6時までは原則外出禁止のため、このあたりもひっそりとしています。デモの出発点となることも多いこの場所に、日本が誇るガンダムのプラモデル専門店ができたのです。
「ガンプラ」誕生から40年という記念すべきタイミングの去年7月末に、ヨーロッパでは初めてとなる専門店がオープンしました。私の憧れのシャアザクから最新モデルまで600点の商品が並びます。
20年ほど前にこちらでは「ガンダム」シリーズが放送されていて、4年ほど前からじわじわとガンプラ人気も拡がってきていました。そんな状況で去年、コロナ禍となり、期せずして長時間、家で過ごす際の絶好のアイテムとして、さらに注目されるようになってきたのです。
「月に2回は買っています。外出禁止中にはとてもいい!楽しいです」(ガンプラファン)
「まだ10個しか持っていなくて、もっと買いたいけど、置いておく部屋が足りない」(ガンプラファン)
Q.日本が誇るガンプラが支持されるのはうれしいですね。実際どれくらい売れているんですか?
専門店ができたこともありますが、2019年と比べますと50%も売り上げが増えています。ただ、一過性のブームとしないためにはいまの顧客層である30、40代の男性以外をつかむ必要があります。
つまり「子供とその親世代にプラモデル文化を根づかせること」が必要です。フランスで日本のアニメは高い評価を受け、キャラクターのフィギュアの売り上げも好調です。ただ完成品のフィギュアとは異なる組み立て式玩具は、LEGOなど設計図なしに創造力を使って自由に作るものは浸透していますが、設計図に従って作るプラモデルに子供たちはあまり馴染みがありません。
そこで、バンダイでは店の中にプラモデル作りの体験スペースを設けたほか、現地の小学校などに無料キットを配布して、まずは触れる機会を増やすという地道な努力を続けています。
「自分の手を実際に動かして、出来上がったものもリアルな立体的なものが出来上がるというのは、十分違う魅力を伝えられるのではないかと思う」(バンダイ・フランス 西山真ゼネラルマネージャー)
ガンプラが巣ごもり需要という商機を本当の勝機に変えるには、かつてガンダムがジオン軍と戦ったように長い道のりを乗り越えていくことが必要なのです。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4167005.html