長野県松本市の臥雲義尚市長は6日の定例記者会見で、昨年12月下旬、市内の飲食店で市幹部らと長時間会食したことを明らかにした。年末年始の新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた市民への呼びかけに反したとして、「反省すべき点があった」と述べた。

臥雲市長や市によると、会食は仕事納めの12月28日夜、「1年のねぎらいの席」として開かれ、市長のほか、副市長2人、総務部長、秘書課職員ら計11人が参加。飲酒しながら2時間半〜3時間続いた。

同18日の記者会見で臥雲市長は、感染リスクが高まる飲食に特に注意すべきだとして、「2時間以内をメドに」と呼びかけていた。市役所内部では「会食は長時間にならないこと」と周知されていた。

臥雲市長は「コース料理だったこともあり、2時間を超えた。自らも厳しく、今後の行動に反映させないといけない」と語った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210107-OYT1T50129/