その「宅飲み」大丈夫? 感染リスク


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急事態宣言が再発令され、飲食店での夜の宴会は自粛が強く求められている。
代わりに自宅で酒を飲む「宅飲み」に改めて注目が集まるが、個人宅でも人数が集まれば感染拡大の恐れは高まる。

コロナの影響で在宅時間が増えたことで、自宅で飲む頻度は高まっている。

江崎グリコが月1回以上自宅で誰かと酒を飲む全国30〜59歳の男女300人に行った20年11月の調査では、
35%の人が同年4月の緊急事態宣言後に宅飲みの頻度が増加していた。忘新年会は5人に1人がオンラインで実施すると回答した。

ただ自宅に人を招くなど、家族以外と複数人で飲む場合には感染への注意が必要だ。

政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は5日の記者会見で、飲食店以外のクラスター(感染者集団)発生現場のひとつとして
「自宅での飲み会、いわゆる宅飲み」と言及し、警鐘を鳴らした。

個人宅では一般に飲食店にあるような飛沫を防ぐアクリル板といった設備はなく、こまめな消毒の徹底も難しい。

札幌市ではホームページなどで「換気の悪い部屋に長時間、大人数が集まる宅飲みは、感染リスクが高まる」と注意を促す。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG087030Y1A100C2000000

飲食の場での感染リスクなどを説明する新型コロナ対策分科会の尾身茂会長
https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO0176093008012021000000.jpg?w=680&;h=488&auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&q=100&fit=crop&bg=FFFFFF&ixlib=js-1.4.1&s=e8a2f03e62d18da6fd0bd16f24038542