アメリカ軍のミリー統合参謀本部議長や、陸、海、空軍の参謀総長や作戦部長など、制服組の最高幹部8人は12日、バイデン新政権の発足を前に軍全体に訓示を通知しました。

訓示では、暴徒化したトランプ大統領の支持者らが連邦議会に乱入した事件について「連邦議会に対する直接の攻撃だ」として厳しく非難したうえで、「アメリカ軍人として、国の価値や理想を体現し、憲法を守らなければならない」と記しています。

そのうえで「バイデン次期大統領が憲法に基づいて今月20日に就任し、アメリカ軍の第46代最高司令官になる」として、次期大統領となるバイデン氏の下での結束を呼びかけました。

現地メディアによりますと、アメリカ軍のトップが政治に関連する訓示を出すことは異例だということです。