熱帯のラオスに雪が降った。この国で降雪が確認されるのはこの数世代の中でははじめてのこと。ラオス北部のシエンクワーン県当局がフェイスブックで発表した。降雪は1月11日から13日にかけて観測され、この数世代の中でははじめてのこととなった。

SNSには雪の積もる木々や野原、道路の様子を撮影した写真が投稿された。

この様子を目撃したラオスの企業家ヌアン・サクダさんはこの光景を「まるでロシアのよう」だと語った。同氏は出張で首都ヴィエンチャンから当地を訪れていた。

「本物の雪だ、まるでロシアのよう! すべてが雪で覆われている。雪だまりだってある。こんな光景見たことない。うちの両親だって、シエンクワーンに暮らすおじいちゃんだって雪が降った記憶なんてないよ」。

ラオスの隣国のベトナムとタイも1月中旬に向けて冷え込んだ。ベトナムで雪が降ることは非常に稀だと言える。タイでは降雪は今のところ観測されていないが、同国北部では気温が8度から10度となることは今では珍しくない。


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