高島市のいじめ訴訟 訴え棄却

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http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20210114/2060006687.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

5年前、高島市の小学校で、6年生の女子児童がいじめが原因で不登校になったことをめぐり、
児童と両親が、学校側が適切な対応を取らなかったと主張して高島市に対し
600万円の賠償を求めた裁判で、大津地方裁判所は
「学校側の対応は違法とまでは言えない」として訴えを棄却しました。

この裁判は、5年前、高島市の小学6年生の女子児童が同級生3人からいじめを受けて不登校になり、
その後、登校を再開したものの学校側が適切な対応を取らず、再び不登校となり、
精神的苦痛を受けたとして、児童と両親が高島市に対し、合わせて600万円の賠償を求めたものです。

14日の判決で、大津地方裁判所の堀部亮一裁判長は「児童が再登校したときに、加害児童の声を
校内放送で聞いてしまい、体調を悪化させたが、加害児童の声が一切聞こえない環境を
確実に整えることは不可能で、安全配慮義務に欠けたものであったと認めることはできない」と指摘した上で、
「学校側の対応は違法とまでは言えない」として児童側の訴えを棄却しました。

児童側の石川賢治弁護士は「いじめ問題にとって、何の役にも立たない有害な判決だ」としていますが、
「児童の両親に徒労感が生じた」などとして控訴を見送る方針です。

高島市教育委員会は「主張していたことが認められたが、判決には目を通しておらず、
詳しいことはコメントできない」としています。

01/14 17:12