兌換紙幣じゃないから、日銀の発行する紙幣の裏付けは政府への信頼感だ。
政府への信頼、日本の未来への信頼が無くなれば、国債を引き受ける民間銀行や投資家はいなくなる。
すると瞬時に国債の金利が急上昇する。
現在でも国債の償還費と金利払いに支出の半分を費やしているのに、
税収や赤字国債、建設国債では最低限の事業を賄えなくなる。
するとギリシャ型の破綻を数十倍も大きくした形で、日本丸と言うそこそこに大きなタンカーがひっくり返るクライシスが勃発する。
そうなればもう破綻を救う手段はなくなる。
IMF管理になり、国全体が旭川市になる。
公共事業は執行できなくなり、社会保障費は枠を填められ、
教育も医療も産業もすべてが失われる。
親は娘を売るか内臓を売り、貧困は犯罪を増やし、企業は日本から脱出し、
投資家は日本から手を引き、株券は紙くずになり、街には自殺者が放置される。
救いのないモノホンの恐慌が日本を襲うことになる。